フレイルの詳細と予防策

フレイルとは健常な状態から要介護まで移行する過程のことを指します。2014年に日本老年医学会が提唱したことにより、知れ渡るようになりました。
人は歳を重ねると徐々に身体の機能が弱くなり、場合によっては介護を受ける必要が出てきます。

突然の病気で身体が動かなくなって要介護になることもありますが、ほとんどの人はフレイルの状態を経て介護を受けることになります。
このフレイルの段階になる前に予防をしておけば要介護を受ける状態になるのを引き延ばせたり、フレイルになってしまったときには健康な状態に戻すことも可能です。

フレイルの予防をするために大切なのは、運動不足にならないことです。
運動不足になると自然と足腰が弱くなり、長時間立っていたり歩いたりするのが難しくなります。
最悪の場合外に一歩も出ることが出来なくなり、要介護になってしまうことも珍しくないのです。無理に激しい運動をする必要はありませんが、できれば1日数十分の軽い運動を習慣にするといいでしょう。筋力がキープされて、足腰の強化に繋がります。

また低栄養の状態になるとフレイルになりやすく、フレイルが進行してしまうと言われているので、3食バランスの良い食事を心掛けることが大事です。肉や魚菜、野菜などをバランス良く食べて、身体に十分な栄養が行き渡るようにしなければなりません。健康的な食事をすれば身体も強くなり、元気が出てくるはずです。

また、社会との繋がりを持つこともフレイルの予防や改善になります。積極的に外に出て誰かと話をすることは刺激になり、若々しさを保てる秘訣ともいわれています。一人で引きこもるのではなく、誰かと繋がれるきっかけを作ることが大切です。
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